コラム COLUMN

知って得する!歯のコラム

ガタガタ・出っ歯・八重歯も
マウスピースで矯正
インビザラインとは?

 

「歯並びがガタガタしている…」

「出っ歯が気になる…」

「八重歯を治したい…」

このようなお悩みはありませんでしょうか。歯並びが乱れていることを歯科用語で「不正咬合(ふせいこうごう)」と呼びます。不正咬合はワイヤー矯正のほか、マウスピースを使った「インビザライン」で治療可能です。

新時代のマウスピース矯正
「インビザライン」とは

≪インビザラインの特徴≫

〇3D技術を使った精密な治療

〇すべての歯を動かせる(全顎矯正に対応)

〇アタッチメントを使うことで重度の不正咬合にも適用可能

◎3D技術を使った精密な治療

インビザラインとは、透明で目立ちにくいマウスピース(アライナー)を使い、少しずつ歯を動かして歯列を整える矯正方法です。インビザラインは、診察、マウスピースの作製、治療まですべてを3D技術によってデジタル化することで精密な矯正治療を実現。従来のアナログ式マウスピース矯正では不可能だった重度の不正咬合にも治療を適用できます。

1999年にアメリカのアライン・テクノロジー社によって創設されたインビザラインはこれまでに世界で1,000万人以上が治療を受け、多くの歯科医院がインビザラインを採用しています。

<iTeroによる3D診断>

診察時には患者様の歯並びやあごの形を「iTero(アイテロ)」という3Dスキャナーで測定します。3Dスキャナーを使うことで立体的に歯並びやあごの形を把握でき、より精密な診断が可能です。

<マウスピースは専用施設で作製>

3D診断を基に、マウスピースはすべてアライン・テクノロジー社の専用施設(オートメーションファクトリー)にて作製されます。製造工程にも3D技術が組み込まれているため製品にバラつきがなく、一定の水準を保つ精度の高いマウスピースを使用できます。

◎すべての歯に対応

これまでのアナログ式マウスピース矯正には前歯のみなど、すべての歯を治せない製品もありました。インビザラインは前歯から奥歯まですべての歯に対応。全顎矯正が必要な症例にも治療を適用可能です。

◎重度の不正咬合にも適用可能

蓄積されたデータと最新の技術が融合したインビザライン。その大きな特徴のひとつが「アタッチメント」です。アタッチメントとはバイトランプなど、歯や矯正装置に取り付ける補助的な装置を指します。豊富なアタッチメントはインビザラインならではの技術です。アタッチメントを使うことで、アナログ式従来のマウスピース矯正の一部では不可能だった重度の不正咬合にも治療を適用できます(※)。

※重度の受け口など、症状によっては適用できないことがあります。

こんな歯並びのお悩みにもインビザラインを適用できます

インビザラインは幅広い不正咬合に適用可能です。

〇ガタガタ歯(叢生:そうせい)(乱ぐい歯、八重歯)

歯がガタガタに並んでいるガタガタ歯(叢生)は日本人の歯並びの乱れで4割以上を占める、もっとも多い不正咬合です(※)。ガタガタ歯は乱ぐい歯とも呼ばれ、犬歯が尖る「八重歯」も叢生の一種です。

※平成23年度(2011年)厚生労働省「歯科疾患実態調査」より

叢生(八重歯)はインビザラインで治療できます。

叢生の治療に必要とされる遠心移動(奥歯を後ろに動かすこと)や側方拡大(歯並びを横に広げてスペースを確保すること)はインビザラインが得意とする分野です。重度の叢生では抜歯やIPR(歯をやすりで削る処置)、ワイヤー矯正の併用が必要になることもあります。

〇出っ歯(上顎前突:じょうがくぜんとつ)

一般的に出っ歯と呼ばれる上顎前突は叢生に次いで日本人に多い不正咬合の一種です(※)。 日本の不正咬合全体の約1割程度が出っ歯という調査結果がでています。

※平成23年度(2011年)厚生労働省「歯科疾患実態調査」より

出っ歯もインビザラインで治療できます。

ただし、多くの本数(上下合わせて6本以上)の抜歯が必要になるケースでは、インビザライン単体では出っ歯を治療できないことがあります(ワイヤー矯正やアンカースクリュー矯正を併用)。なお、あごの骨格が原因の出っ歯は外科手術(骨切りなど)が必要なため、インビザラインは適用できません。

症状に合わせて治療システムを選択可能

インビザラインは症状に合わせて治療システムを選択できます。

◎インビザラインフル

すべての歯列を対象にした全顎矯正を行います。

◎インビザラインライト

すべての歯列を対象にした全顎矯正を行います。軽度の症状に適しています。

◎iGO(インビザラインGO)

前歯のみを対象にした部分矯正を行います。

インビザラインとワイヤー矯正どちらを選べば良い?

◎どちらにもメリット・デメリットがあります

歯列矯正を行う際にインビザラインとワイヤー矯正、どちらを選べば良いか迷われてしまう方は少なくありません。双方にメリット・デメリットがあり、得意・苦手とする症例が存在します。

さまざまな症例に対応できるかどうか

ワイヤー矯正は矯正装置の装着時に一気に力をかけるため歯を動かす力が大きく、抜歯矯正を含むほぼすべての不正咬合に適用できます。ただし、上下の前歯が噛み合わない開咬(オープンバイト)についてはワイヤー矯正が適さない場合があります(開咬治療はインビザラインの得意分野です)。

インビザラインも幅広い症例に適用できます。ただし、6本以上の抜歯が必要な抜歯矯正や重度の出っ歯や受け口にはインビザライン単体での治療は適さない場合があります(ワイヤー矯正やアンカースクリュー矯正を併用)。

矯正装置の目立ちやすさ、食事や歯磨きのしやすさ

矯正装置が目立ちにくい点やいつでもマウスピースを取り外せる点(食事や歯磨きをいつもどおりにできる)はインビザラインの方が有利です。

矯正中の痛み

ワイヤー矯正は矯正装置を着けるときと装着後数日間は歯に痛みを感じることがあります。インビザラインはやわらかいポリウレタン製のマウスピースを装着するため、装着時や矯正中に感じる痛みは軽減されます。

矯正期間中の通院頻度

患者様や症状によって異なりますが、ワイヤー矯正では月1回程度の通院が必要になります。インビザラインは治療初期は月に1回程度、以降は2か月に1回程度の通院でOKです(※)。

※患者様によって通院頻度は異なります。

費用面

当院の矯正費用は以下になります。ワイヤー矯正は表側矯正と部分矯正、裏側矯正(インコグニト)の3種類、インビザラインは4種類の治療システムをご用意しています。

基本治療費(すべて税込み)
初回相談料 無料
精密検査 38,500円
インビザラインフル
(全顎矯正)
880,000円
インビザラインMild
(症状が軽度の場合)
770,000円
インビザラインライト
(症状が軽度の場合)
440,000円
iGO
(部分矯正)
440,000円
ワイヤー矯正Mild
(症状が軽度の場合)
715,000円
小児矯正Ⅰ期治療 550,000円
小児矯正Ⅱ期治療 352,000円
ワイヤー部分矯正
(症状が軽度の場合)
178,200円~288,200円
裏側矯正
(インコグニト)
1,300,200円

ミッドランドスワン歯科・矯正歯科
院長より

ガタガタ歯、出っ歯、八重歯など、歯並びのお悩みがある方は、当院の無料カウンセリングをぜひご活用ください。インビザラインで治療できるかどうかを含め、歯科医師が丁寧にご説明をさせていただきます。カウンセリングのみのご相談も可能です。